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心の相続

次の世代へ真心が引き継がれていくために

相続は「生前対策」がかなめ、資産を次世代へ円滑に引き継ぐお手伝いをいたします。主に「心」の部分に重点を置き、人間関係を壊さない相続を目指しています。

また、企業の継続的な発展のために欠かせない事業継承のお手伝いもいたします。後継者がトップになるための心構えや 経営知識の習得を支援いたします。

心の相続

相続対策

■「心の相続」~相続開始前の人間関係~

相続が争続にならないために「心の相続」が大切です。法律・財産の前に「心」あり。
兄弟姉妹の縁を切らせない相続の方法が最も重要です。

■相続対策は「生前対策」がかなめ

生前対策として相続税の試算により、あらゆる方面から対策を提案します。
また、資産を円滑に分割し、受け継いでいく次世代の方々のために「遺言書」の作成をお手伝いします。

■2次相続を考慮した1次相続が正念場

資産税対策畑の永年の経験から適切なアドバイスをします。

事業継承対策

事業継承とは、経営と所有を現在の経営者から後継者に引き継ぐ行為です。後継経営者教育の一環として当事務所では「経営者塾」を開催しております。後継者が経営トップになるにあたっての、経営者としての心構えや経営知識の習得を支援させていただきます。

相続は、人間が万物の霊長ゆえに一番正直になれる瞬間です。心の底に潜んでいた人間性が一気に表に出てきます。いくら立派なことを言っていても、社会的地位があっても、この時ばかりは隠すことができません。それが自分の本当の姿なのです。

以下は過去の相続の例です。

15年程前の事です。相続が終わりました。相続人は兄弟4人です。長男夫婦が親の介護をし、最後を看取りました。
父親は「全財産(自宅と多少の預金)を長男のAさんに相続させる」との公正証書遺言をしていました。
他の兄弟は生前贈与を受けており、遺産や介護などの寄与を考えれば妥当な遺言と思いました。

だが、次男のBさんから「この遺言には納得できない」と言ってきました。
もしこのまま遺言を執行して自宅の土地建物を登記してしまったら、次男のBさんが遺留分減殺請求をしてくる可能性があります。この相続を家庭裁判所に持ち込み、法律問題にしてしまったら兄弟の縁は切れてしまい二度とつながることはないでしょう。
相続人、全員の幸せを願い自分の全人格をかけ糸一本でもよいから縁をつなぐことに全力を尽くしました。

Aさんには、遺言を放棄し、遺産分割の話し合いで問題を解決することをアドバイスしました。(私達にはアドバイス権はあっても、決定権はありません。)私のアドバイスを受け入れて下さり、一歩二歩と譲ってくれました。300万円をBさんに代償金として支払い、Aさんは自宅を相続し、遺産分割は無事終了しました。奥様は、ご主人の相続には一切口を出しませんでした。

遺産分割終了後のAさんの表情は、淡々としていました。恨みの念など持っていません。Aさんの広い心が争いを防ぎました。見事な相続に心の中で拍手です。
このご夫妻には良いことが雪崩の様に起ってくるでしょう。